ダイエット

ゼロカロリーなら過食しても安心?注意点と過食を抑える3つの工夫

ゼロカロリーなら過食しても大丈夫!そう思って、安心していませんか?

痩せたいと思う人にとって、おいしくてカロリーがゼロ!というものはとても魅力的ですよね。

カロリーがゼロと表記してあっても、実はゼロではなかったり、太りやすい成分が入っていたり、たくさん食べることで結局食欲が止まらなくなり予想以上に食べ過ぎてしまうということがあります。

ゼロカロリー食品を過食してしまう場合は、食べる量を決めたり、自然の甘味料も味わったり、主食を食べるようにすることを意識してみましょう。

今回はゼロカロリー食品の体への影響と、ゼロカロリー食品の過食を抑える工夫ついてお伝えします。

参照:太りたくないのに食べてしまう!を解決する3つの鍵

▼元・摂食障害の管理栄養士が、心と体の不安が軽くなる情報をLINEからお届け中▼

>>努力・ストレス・リバウンドばかりのダイエットから卒業!自分を大好きになりながら「心も体も綺麗になるための5つのテキスト」を無料でプレゼント!詳しくはこちら<<

ゼロカロリーの過食は太らないから安心できる?

ゼロカロリーだったら過食しても安心!と思って買い込んではいませんか?

コンビニやスーパー、ドラッグストアで手軽に買えるゼロカロリーの食品ですが、特にゼリー系やジュースの商品が多いですよね。

ようかんやくずもちといった和菓子のゼロカロリーもかつて私も購入していましたし、のどあめでもゼロカロリーがありますよね。

甘味料だとシロップ状や砂糖替わりの粉状のものも、0Kcalとして売っていて、手作りでお菓子を作るときや、甘い飲み物がのみたいときに便利です。

一見、「カロリーがないし太らなくていいよね?」と思いますが、実は人によっては体に合わなかったり、ゼロカロリーを食べることによって過食が酷くなってしまうこともあるのです。

そもそも、実は0Kcalではない!?

ゼロカロリーの甘い食品といえば人工甘味料ですが、使われている材料をよくみてみると「砂糖」「液糖」などが入っていることも

「ゼロカロリー」は100g当たり5kcal未満(飲料の場合は100mL当たり5kcal未満)であることを表し、「カロリーオフ」は100g当たり40kcal以下(飲料の場合は100mL当たり20kcal以下)であることを表しています。

つまり500mlのゼロカロリーのジュースでも20Kcalはあるかもしれない、ということになるのです。

しかも人工甘味料のほかに液糖やシロップ類が入っていると、摂っているつもりのない糖分をとってしまい、じわじわと太る原因にもなる可能性があります。

カロリーがないから健康的?

清涼飲料水やお菓子、パン、アルコール飲料などの甘いものに砂糖の代わる甘味料として、広く利用されていているのが人工甘味料。

低糖質・低カロリーで糖質制限やダイエットをしている方の見方ですが、糖質の働きが得られないというデメリットもあります。

糖質には「エネルギー源になる」、「神経伝達をサポートする」、「腸内細菌のエサになる」など健康に寄与する重要な役割もあります。

人口甘味料以外の糖質も摂っていれば問題はありませんが、人口甘味料の使用によって糖質を全て避けてしまうと、エネルギー不足による倦怠感やイライラ、震え、腸内環境の悪化などにつながります。

また、人工甘味料には

  • 摂りすぎると、舌の甘味を感じる働き鈍くなり、より強い甘みを欲するようになる
  • 長期摂り続けることは逆に肥満や糖尿病リスクが高まる

など、身体に悪影響を及ぼす可能性があります。

適度な摂取は、健康維持に役立つこともありますが、日常的な摂取や過剰摂取は避けた方が良いと考えられます。

とくに、カロリーばかり気になってしまう人、甘い飲み物がやめられない人、常に口さみしくて何か食べたい人は、少なからず人口甘味料の影響を受けている可能性があります。

「ゼロカロリー」は安心して食べられると思っていても、例えばゼロカロリーゼリー類はほかの製品よりも若干値段が高くて、たくさんたべようとするとお金もかかってしまうというデメリットも

食べたときは甘いので満足した気持ちになりますが、本当の意味で体が満足しているわけではないので、すぐになにか食べたくなってしまうことで過食してしまうこともあります。

もし、ゼロカロリーの過食を少し抑えていきたいな、と思ったらこれから紹介する3つのゼロカロリー過食を抑えるための工夫を試してみましょう。

参照:チューイングをやめるにはこの3つから始めてみよう

1.ゼロカロリーの過食が気になるときは、まずは1日1個と決める

普通のスイーツをたべるときと同じようにゼロカロリーのおやつも「1日1個」と決めてみましょう。

カロリーがないからと言ってたくさん食べることはコスパも悪い上に、健康を害する可能性もあります。

また手作りのおやつや、甘いものが飲みたいときの人工甘味料の使用も1日1回までとしてみましょう。

前述していますが、人工甘味料の取りすぎは、本来の甘味を感じるセンサーを鈍くし、より甘いものがほしくなってしまい、甘いもののドカ食いにつながる原因となりかねません。

できる量から控えてみるのがベターですね。

参照:食べても細い人が羨ましい。でも落ち込む必要がない3つの理由。

2.天然の甘味料を味わう

白いお砂糖が怖いと感じるのであれば、ほかの天然の甘味料を味わうようにしてみましょう。

はちみつ、メープルシロップ、黒糖、甜菜糖、アガベシロップ、米飴など様々な種類の天然の甘味料があります。

白いお砂糖は栄養分もけずられており、ミネラルなどを含んだ黒糖にかえるだけでも栄養価はかわります。

ここで注意したいのは、羅漢果です。

天然の羅漢果顆粒などを自然食品屋さんで見かけますが、とても高価です。

よくスーパーに売っている羅漢果エキスはほとんどが人工甘味料が主成分となっているもの

天然甘味料を食べているつもりが人工甘味料をたくさんとっていたとならないように注意してくださいね。

今回はミネラル分など栄養素も補える天然の甘味料をおすすめします。

とくに貧血ぎみの方には「モラセス」もおすすめ

黒糖を煮詰めたような濃厚な味の蜜なのでスプーン1杯でも満足感があります。

参照:お菓子をあるだけ食べてしまう時に確認したい5つの対処法

3.主食で糖分をとる

ゼロカロリーの甘いものをたくさん食べたくなる時は、そもそも食事のなかで糖質が足りていないかもしれません。

主食を控えすぎていませんか?

適量のごはんをたべることは、エネルギーになり体温をあげたり、適度なたんぱく質・食物繊維源にもなります。

糖質を敵視しすぎず、からだに必要な量を食べることはむしろ痩せ体質への道を切り開いてくれます。

まとめ

ゼロカロリーを過食すると、体に対してなんらかの影響があることや、さらに過食したくなるということが理解できたでしょうか。

でも、やっぱり太りたくない、カロリーの低いものでおなか一杯にしたい、カロリーがなくて甘いものを楽しみたいという気持ちがありますよね。

一度にやめようとせず、食べるならゼロカロリーでも味わって食べることを意識してみてください

ただお腹を満たすことから、気持ちを満たすことに心を切り替えてみてくださいね!

ABOUT ME
皆川 ゆり
岩手県出身/管理栄養士 【心をゆるめる栄養カウンセラー】 痩せ願望や自己否定によるダイエットからリバウンド、摂食障害、ストレス食いに悩む方が、ダイエットに縛られた心から解放されて、自分の魅力を生かせるようになる食事とマインドをお伝えしています。