自己受容・自己肯定

人と話すのが苦痛なら知ってほしい大切な2つのこと

人と話すのが苦痛と感じることはありませんか?

「自分から人に話しかけることはなく、いつも相手から話しかけてもらう。」

「人と関わること自体が苦手、人と一緒にいるだけで、もの凄く疲れる。」

色々と気にしてしまって、自分の感じていることや意見が言えず、結果辛くなってしまうこともあります。

会話に対して苦手意識を持ち、もっとラクに会話したいと思うあなたは、自分の感じたことを認め、相手に期待しすぎずシンプルに考えることで会話のストレスを減らしていきましょう。

まずはなぜ会話が苦手なのか?なぜ会話が苦痛に感じてしまうのか?について説明していきます。

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人と話すのが苦痛と感じるのはなぜ?

人と話すのが苦痛と感じてしまう理由は、一言で説明すると「相手から良く思われたいと思うから」です。

あなたにも、話をしていてつらくなってしまう相手もいれば、逆にいくら話していても疲れない相手もいると思います。

例えば信頼している家族・きょうだいなどの身内や親友と話しているときはどうでしょうか?

緊張したり、「今これを話していいんだろうか…」と悩むことはありますか?

信頼している相手であれば、そんなことは思わずに、会話ができますよね。

なぜかというと、「もっとよく思われたい!」「好かれたい!嫌われたくない!」と思うことがないからです。

自分のことをよい所も悪い所も知っている相手に、今さら「この人は優秀な人だ、素晴らしい人だ」なんて思ってもらおうとはしないのではないでしょうか。

では今度は逆に、あまり話したことがない・初対面・苦手な相手・あなたが会話をしてて苦痛に感じる相手を思い浮かべてみて下さい。

あなたはなぜ、その相手と会話することが苦手だと感じるのでしょうか?

今あなたの心の中に、

「その相手から良い人だと思われたい、面白い人だと思われたい、優しい人だと思われたい、格好いい(可愛い)人だと思われたい、有能だと思われたい、デキる人だと思われたい…」

または、

「使えないと思われたくない、ダサイと思われたくない、つまらない人だと思われたくない、一緒にいても楽しくない人だと思われたくない…」

そういった思いが浮かんできませんか?

人と話していて苦痛と感じるのは、「相手から良く思われたい」と相手から評価を気にしてしまうからなのです。

苦手意識は、他人の目を気にすることから生まれる

会議や発表会の場で緊張してしまうのは、

「失敗して恥をかきたくない」つまり「自分が優秀だと思われたい」「ダメな人間だと思われたくない」そう思っているからです。

異性や好きな人と上手く話せないのは、相手から好かれたい・嫌われたくないと思うから。

頻繁に人とぶつかったり言い合いになってしまうのは、相手に「私の方が優れている」と認めさせて自分自身が安心したいから。

無理してテンションを上げたり会話を盛り上げようとするのも、「この人は楽しい人だ」と自分の印象を良くしたいから。

相手に遠慮して話せないのも、相手を傷つけたくない「人を傷つけるような人間」だと思われたくないから。

つまり、どんな場面においても「他人からの評価を気にするから上手く話せなくなる、何を話せばいいか分からなくなる」という状態になるのです。

ではどうしたら、もっとラクに、自分が苦しまずに会話できるようになるのでしょうか。

今回は特に知っておいてほしいことを2つのポイントに分けてお伝えしていきます。

参照:人付き合いとダイエットの両立は6つのポイントを押さえれば楽になる!

1.人と会話するのが苦痛なら、まず自分を大事にする

人と会話するのが苦痛で会話に苦手意識があるということは、それだけ他人の目や評価に振り回されている証拠でもあり、他人の目に振り回されないようにするためには、自分の心と向き合うことが必要です。

会話が苦痛というのは、会話をする相手に何かしらの問題があるわけではなく、自分自身の心の問題なのです。

そのため、まずは自分の考えや感じていることを大事にしてみてください。

きっと今は、他人の考えや気持ちの変化が、自分の行動基準になっているのです。

しかし、本当はあなたの人生は、あなたの決める基準で生きて良いのです。

なぜならあなたの人生に何かあっても、責任を取れるのはあなたしかいないから。

他人の基準に合わせ、他人の言うとおりに生きた結果、あなたの人生がおかしくなったとしても、時間を巻き戻してやり直すことなど出来ません。

あなたの人生はあなたしか生きることが出来ませんし、あなたの思うように生きて良いのです。

他人からの評価を考える前に、もっと自分の感じたことを大事にして、信じてみましょう。

参照:自分が嫌いで辛いときに心を楽にする3つのこと

2.「察してよ、わかってよ」をやめる

言葉というのは本当に難しいもので、言いたいことが上手く伝わらなかったり、そんなつもりで言ったわけではないのに変に誤解されてしまったりすることもあります。

中には善意でやったことが相手に悪く取られてしまい、そのせいで裏で陰口を叩かれたり、自分の思うような反応が相手から返って来なかったら、相手が何を思ってるのか気になってしまったりしますよね。

辛いと感じすぎてしまうと、「こんなことなら、いっそのこと何もしゃべらない方がいい」なんて思ってしまうこともあります。

そんな時は、あなたの伝えたいことを出来るだけシンプルに、そして遠回しな言い方をせず要点を絞ってストレートに伝えてみて下さい。

出来るだけ「言わなくても、何となく察してくれるよね…」という言い方はせず、相手に分かりやすく伝わるよう努力をしてみて下さい。

もし、そうやってあなたなりに努力をした結果やっぱり相手に伝わらなければ、仕方ありません。

例え同じ言葉でも、人によって受け止め方や解釈の仕方は変わってくるものです

人それぞれ、これまで育ってきた環境や積んできた経験、覚えてきた知識、身に付けてきた知恵は異なり、それによってその人独自の思考パターンや価値観、ものの見方やとらえ方が出来上がります

100人の人に同じ言葉・同じセリフを言ったとして、100人全員が全く同じ受け止め方・全く同じ解釈をするなんてことはあり得ません。

そのため自分の考えや思いが、常にいつどんな時でも相手にきちんと伝わるとは限らないのです。

自分の考えを相手に伝えるために努力をすること、あなたなりの言葉や表現を使い、いかに相手に理解してもらう努力をするかというのは、あなた自身の問題です。

そして、あなたの言葉をどう受け止め、どう解釈するかというのは、相手の問題なのです。

あなたが抱え込む問題ではないので、他人の問題まであなたが抱える必要はないと理解してみましょう

まとめ

人と話すのが苦痛と感じる原因は、他人から「良く思われたい」という他者評価を気にしてしまうから。

でも「良く思われたい」「嫌われたくない」と思うのは大抵誰でも持っている気持ちです

他者評価を気にしてしまう自分が悪い、と自己否定する必要はありませんよ。

もっと会話をラクにしていきたいと思ったら、自分の考えや感じたことを大事にしながら、「察してほしい」ではなく、まず伝えてみよう、言ってみようというチャレンジをしてみましょう

最初からうまくできる人はいません。

まずは今回お伝えしたことを参考に、自分と相手は違うものだ、ということを心にとめてみてくださいね。

ABOUT ME
皆川 ゆり
岩手県出身/管理栄養士 【心をゆるめる栄養カウンセラー】 痩せ願望や自己否定によるダイエットからリバウンド、摂食障害、ストレス食いに悩む方が、ダイエットに縛られた心から解放されて、自分の魅力を生かせるようになる食事とマインドをお伝えしています。