過食克服

お菓子をあるだけ食べてしまう時に確認したい5つの対処法

「お菓子はあったらあるだけ食べてしまうよ!」

痩せたい、綺麗になりたいけれど、甘いものが大好きなら悩んだことがあるのではないでしょうか?

そもそも買わなきゃいいとか、お菓子売り場に行くなとか言われても、結局気になってしまうんですよね。

そんなあなたは、水分不足・睡眠不足・栄養不足などの可能性があります。

今回はお菓子をあるだけ食べてしまうとき確認したい5つの対処法をご紹介します。

お菓子をあるだけ食べてしまうのは中毒と同じ?!

お菓子をあるだけ全部食べてしまうのは、糖質に依存しているせいかもしれません。

「空腹感を感じると甘いものが欠かせない」

「食べたいのにそこに無いとイライラしてくる」

実は糖質は、タバコのニコチンと同じように依存性が強いのです。

喫煙する人は、体内でニコチンが切れると、すぐにタバコをほしがります。

それは、タバコを吸うとニコチンが脳の前頭葉のあたりにある「報酬系」という回路を刺激し、「ドーパミン」という神経伝達物質が放出されます。

そうすると、脳は快感を得られるので、徐々にニコチンが切れてくるとイライラしてきて、タバコを吸いたくなってくるのです。

じつはこれと同じような反応が糖質でも起こるのです。

糖質をとると、脳が快感を得ます。

糖質の依存性は麻薬よりも強いという研究結果もあるようです。

小腹を感じると甘いものを食べてしまうのは、「糖質中毒」かもしれません。

しかし、ここで注意したいのは「糖質」がすべて悪いということではないこと。

この中毒性があるのは特に吸収の速い砂糖。

糖質といってもごはんなど穀類は「糖質だけ」でできているものではありません。

穀類には糖質のほかにもタンパク質、脂質、ビタミン、食物繊維など様々な栄養素を含んでいます。

そのため、消化吸収に時間がかかるので砂糖を摂った時よりも血糖値の上昇はゆるやかです。

依存性に注意したいのはこの血糖値を急激に上げる精製されたお砂糖。

砂糖を摂ると血糖値が上昇しやすいので、ニコチンと同じような快楽をすぐに得られるので甘いお菓子に手が伸びてしまうんですね。

では、お菓子をあるだけ食べてしまうときは一体どうしたらよいのでしょうか?

具体的な対策をお伝えしていきます。

1.お菓子をあるだけ食べてしまうなら、まず水分をとる

お菓子をあるだけ食べてしまうあなたは、水分摂取が少ない状態かもしれません。

コーヒーやお茶をよく飲む人は、その利尿作用によって、水分を摂っているつもりでも逆に水分不足になっている可能性があります。

利尿作用はカフェイン・カリウムを含む飲み物にあります。

水分不足でも過食の原因になることがあるので、利尿作用のないお水、白湯、炭酸水などを摂り入れるようにしてみましょう。

また、空腹を感じたときに水分をとることで、空腹感が和らぎます。

麦茶・ルイボスティーやローズヒップティーなどのハーブティー・甜茶・杜仲茶・ごぼう茶・そば茶なども利尿作用がないようです。

おすすめは白湯ですが、普段は水や白湯を摂り、お菓子を食べたくなったときは上記例のお茶などを一緒に飲むことで、水分で満足感を増しお菓子の食べ過ぎ防止が期待できます。

2.お菓子に手を出す前に体を動かす

お菓子が食べたくなったら、甘いものに手を伸ばす前におすすめしたいのが、体を動かすことです。

ウォーキングなどの運動を行うと、食欲を増やすホルモンの分泌量が減り、逆に食欲を抑えるホルモンの分泌量が増えるのです。

運動後は意外とお腹が空いていない、ということを感じたことはあるでしょうか。

しかし、食べたくなったら、いちいちウォーキングにでかけるのも面倒なので結局お菓子を食べてしまうこともありますよね。

わざわざ外にウォーキングに出かける必要もありません。

その場で足踏みしたり、スクワットをしてみたり、好きなダンスを1曲踊ってみるなんて方法で良いのです。

少し息が上がるくらい運動を、どうせなら楽しくすると食べたい気持ちが落ち着きます。

3.睡眠不足を解決する

十分な睡眠をとっていない、睡眠スケジュールが乱れるのも、おやつが無性に食べたくなる一つの原因になります。

睡眠の質と量が落ちているとき、間食したい、甘いものを食べたいと思ってしまいます。

十分な睡眠をとれないと、エネルギーチャージできなかった分を、食べることで補おうとする傾向が高まります。

反対に、深い眠りがとれると、満腹中枢が調整されます。

深い眠りに入らなければ、空腹ホルモンのバランスが崩れ、満腹度が下がるのです。

例えば、6、7時間しっかり寝ているよ!といっても眠りが浅く夢をみたりしている人は、睡眠不足と同じ状態なのです。

いくら寝ても疲れがとれない原因はそこにあることもあります。

眠りが浅くなる原因としては、カフェインの摂りすぎ、寝る前まで食べている、寝る前までスマホやパソコンをみている、アルコール摂取、などがあります

思い当たることがあるときは、それを改善することで睡眠の質もあがり、お菓子をたくさん食べたくなる気持ちも和らぐでしょう。

4.とりあえずストックしない

お菓子をあるだけ食べてしまうなら、とりあえず家にお菓子を置いておかないことが一番です。

特にファミリーパックなど大きいサイズのお菓子を買わないこと。

お菓子をあるだけ食べてしまう癖があるなら、ストックしないことが無難です。

もし買うなら、食べきっても罪悪感の少ない小袋がおすすめです。

コンビニだとミニサイズがよくありますよね。

ミニサイズなら1袋食べたい欲を叶えつつ、量を減らしたいということも実現できます。

お菓子をあるだけ食べてしまうのは、「1袋を食べきる」というところに満足感を感じていることもあるので、その思いを満たしてあげながら食べる量を減らしていくのも良いでしょう。

5.そもそも食事で、必要な栄養素がとれていないことが原因かも

普段の食事が何かに偏っていたり、少なめにしていることはありませんか?

ご飯が少なかったり、極端に油を控えていたり、野菜が少なかったり、塩分を控えすぎていたり…、日々必要な栄養素が不足していることは、過食したくなる原因になります。

とくに主食が不足していることは糖質不足になり、甘いものを欲してしまいます。

お菓子をたくさん食べてしまって嫌だなと感じるくらいなら、ごはんの量を増やしてみることをお勧めします。

雑穀米や玄米を摂り入れると食物繊維やビタミン類の摂取が増えますよ。

まとめ

お菓子をあるだけ食べてしまうのは、原因がどこかにあるはずです。

単にお菓子を避けただけでは、かえって欲求が高まってしまいがち。

お菓子はダメ!!とするのではなく、まずはあるだけ食べてしまうあなたの原因をみつけて対処してくことが大事です。

あなたの場合は原因が何か?探してみてくださいね!

ABOUT ME
皆川 ゆり
岩手県出身/管理栄養士 【心をゆるめる栄養カウンセラー】 痩せ願望や自己否定によるダイエットからリバウンド、摂食障害、ストレス食いに悩む方が、ダイエットに縛られた心から解放されて、自分の魅力を生かせるようになる食事とマインドをお伝えしています。