「過食してしまった」と後悔することを繰り返していませんか?
ふとしたストレスや、日頃の感情や疲労をため込みすぎて、それを発散するように過食。
または、過食を繰り返していても、それが自分にとって癒しとなっていることもあるかもしれません。
しかし、心と体に負担のかかる過食は、そのときは「スッキリ」するような満たされるような気持ちになりますが、必ずと言ってよいほど後悔はつきものです。
「過食してしまった」と後悔した後の行動が「過食ループ」を作り出しています。
あなたが「過食ループ」に陥らないためには、「もうだめだ」と投げだすこと、食べてはいけないと禁止すること、食べてしまった自分へ罰を与えることをやめることが必要です。
今回は「過食してしまった」と後悔した後にやってはいけないこと3選をお伝えします。
参照:食べても細い人が羨ましい。でも落ち込む必要がない3つの理由。
目次
過食してしまったと後悔した後の行動が重要
あなたは「過食してしまった」と後悔した後、どんな行動をとっていますか?
きっとその過食を「なんとかなかったことにしよう」としたり、自分を「とにかく責めている」ことでしょう。
- 吐こうと努力する
- 下剤でお腹を空っぽにする
- なかったことにできるように過剰に運動
- 次の1日は何も食べない
と自分に鞭打つような気持ちで行動してしまうこともあります。
なかったことにしたいという行動は、実はさらに次の過食を生み出しているのです。
繰り返してしまう過食は「なんとかしたい」と思うもの。
しかし、過食があなたにとって「なくてはならないモノ」になっていることもあります。
過食を減らしていくためには「過食してしまった」と後悔した後の行動がキーポイントになります。
参照:痩せたいのに食べ過ぎてしまうなら試してほしい4つの方法
1.過食してしまったと後悔しても「もうダメだ・もう無理だと」思わない
過食してしまったと後悔して
- もう私なんてだめな人間なんだ
- もう過食しないなんて無理なんだ
- 痩せるとかきれいになるとか無理なんだ
「どうでもいいやもっと食べちゃえ!」と投げやりにならないようにしましょう。
例えば自分で食事の内容を決めて食べていたとして、ちょっと食べ過ぎてしまったら、「もうダメ!食べちゃえ!」と思っていませんか?
そこで過食の量を増やす必要はありません。
とにかく0か100思考を緩めていきましょう。
食べないか食べるかの2つの選択肢になっていることが多いです。
20なら20,70なら70でいいのです!
どちらかに振り切る必要はありません。
食べたい分だけ食べたら終わり!でOKなのです。
「1個だけ食べるはずが2つ食べちゃった!全部たべちゃえ!」
ではなく
「2つ食べたね、はいおしまい。」
そんな風に食べたい分だけ食べることをよしとしてみましょう。
参照:食べ過ぎて断食を繰り返してしまうときの問題点と対処法5つ
2.もう食べちゃダメ!と禁止しない
「こんなに過食してしまったのだから、今日は食べちゃダメ!明日は水だけ!」
など、食べること自体を禁止していませんか?
「禁止、制限」してもストレスを感じてしまうだけだったり、制限したあと次に食べる食事がまた過食になってしまったりすることはよくあります。
あなたにも経験あるのではないでしょうか。
絶食と過食を繰り返すのは体にも負担になり、過食ループから抜け出せなくなるきっかけにもなってしまいます。
あなたに必要なのは「禁止」ではなく圧倒的に「許す」ことです。
- 食べてしまった
- 過食してしまった
そんな自分を責めずに、食べることを許してあげてください。
- 食べたいから食べたんだよね
- こんなにいつもストレスがたまっているんだね
- 疲れているんだね
- がんばっているんだね
と自分の思いを受け入れてみましょう。
後悔をしないことは、開き直ることでも、あきらめることでもありません。
その自分を受け入れて許すことです。
参照:過食のカロリーが気になった時、悪化させない過食後の過ごし方2選
3.こんなに食べたんだから動け!などと罰を与えない
「こんなに食べたんだから動いて消費しろ!」など自分に罰をあたえていませんか?
「怠けている自分は許せない」
「食べているだけの自分は許せない」からと
過運動・運動脅迫になってしまうこともあります。
罰を与えたところで、あなたの過食は止められません。
過食したことをなかったことに出来ることが治ることではないのです。
過食自体が自分を傷つける行為ともいえる場合があります。
これ以上あなた自身を傷つける考え方はやめていきましょう。
たとえば、食べ過ぎたあとに運動することは悪いことではありません。
健康のためにも運動は欠かせないものです。
そのとき頭のなかでも
「食べてしまったから消費しなければならない」
ではなく
「食べたから、あとは心が軽くなるように動いてみよう」
とポジティブ、前向きな発想で運動することをお勧めします。
ネガティブな思いで運動するのではなく、ポジティブに楽しめるような運動をしてみましょう。
まとめ
過食してしまった後悔で自分を責めて厳しく食べることを禁止しても、過食衝動がなくなるわけではありません。
むしろあなたに必要なことは自分に優しくすること。
過食「してしまった」のではなく、本当は過食に頼っている部分もあるはずです。
食べたくて食べていることもあるはずです。
そんな自分自身を、許して優しくしてあげましょう。
あなたの「食べたい気持ち」をまずは素直に受け入れてみてくださいね。