ちょっとした旅行に行っても、いつもと違うおいしそうなものが目に入り、ついつい食べ過ぎてしまうことはありませんか?
・旅行だから好きなものたくさん食べるぞ!でも太るよね…
・太りたくないから、旅行前後は断食だ!
・太るのがやっぱり怖いから、食べたいけど我慢しておこうかなぁ
旅行は太る!食事がネック!で
楽しめなかったり
行くことすら躊躇してしまうよね
確かに、食べたいものを食べたいだけ、ずっと食べていたら太るのは当然でしょう。
しかしちょっとした5つの工夫で、旅行中の体重増加を抑えたり、旅行で太ってしまう不安を解消することができます。
この記事では摂食障害とダイエット依存を20年ほど経験してきた管理栄養士が、これまでの経験をまるっと踏まえて、旅行と食事やダイエットの不安について解説していきます。
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目次
旅行で太るのが怖い、その不安はいならいかも?
旅行の時太るのが怖いと感じるのは、普段特にダイエットを頑張っていたり食事内容にこだわっていることが原因。
しかし、旅行の時くらい、その土地にしかないものを食べ歩きしたり、旅館やホテルの豪華な食事を楽しみたい気持ちありますよね。
いつもと違う食事をとった結果、あっという間に体重が増えてしまうと焦ってしまいます。
焦った結果、食事量を減らし、減らしすぎて、ドカ食いしてしまったり、かえってリバウンドしてしまうことも。
ところが、旅行中は普段より食べていても、いつもより太らない状態になっている可能性があります。
太りにくい原因は興奮状態が決め手!
人間には自律神経というものがあり、それには二つの種類があります。
交感神経と副交感神経です。
交感神経は、心拍数や血圧を上げたり、筋肉への血流量を増やしたり、瞳孔を開いたりする働きがあります。
これとは逆に、心拍数や血圧を下げ、胃腸に血流量を増やし、リラックスした状態にもっていく働きをするのが副交感神経です。
興奮状態にあるときは基本的に交感神経が働き、リラックスしている時は副交感神経です。
例えば怒っているときなどは、完全に興奮状態ですよね。
この場合には自律神経の働きが盛んですが、副交感神経の働きは抑制されている状態になります。
旅行中は、新鮮な驚きや、普段とは違う場所に来ている楽しさから興奮状態にあります。
つまり、交感神経は働いているけれど、副交感神経は抑制されている状態です。
これが、食べても太りにくい身体を作る要因となっていると考えられます。
交感神経が働くと?太りにくい身体に!
これが太りにくい身体を作るって
どういうこと??
交感神経は脂肪分解にも関係しています。
食事をすると脳の満腹中枢が刺激されます。
満腹中枢は交感神経の支配下にあるので、満腹感を感じると自律神経が活性化。
アドレナリンというホルモンが分泌され、脂肪細胞に働きかけて脂肪の分解や燃焼が促されるのです。
交感神経が働いていると、脂肪に変えて蓄えるのではなくエネルギー源として消費される傾向があるのです。
つまり、旅行中は交感神経が働いているため太りにくい身体になっている可能性がある、ということなのです!
とにかく
実はテンション上がっていると
太りにくい状態にもあるってことね
体の働きによって、太りにくい状態になっていることは理解できたでしょうか。
では、実際あなたが旅行にいったときに、より太りにくい状態につながるための行動をお伝えします。
参照:食べ過ぎて断食を繰り返してしまうときの問題点と対処法5つ
1.旅行で太るのが怖いなら、なるべく動く
旅行中、運動量は普段よりも多くすることができます。
それは移動や観光で歩いたりするからですよね。
普段、デスクワークをしている方や、外出が少ない方では普段の何倍もの運動量になるはずです。
自然と運動量は増える状況になりますが、さらに意識してホテルや旅館でも散歩してみたりすると良いでしょう。
運動量が増えることでエネルギー消費量を増やし、普段より多く食べても、体に蓄えないようにすることができます。
さらに、前述した交感神経の働きは運動によって刺激され、アドレナリンが分泌されて脂肪分解酵素が働くため、これも太りにくくする要因となります。
参照:痩せたいのに食べ過ぎてしまうなら試してほしい4つの方法
2.普段食べられないものを食べて、体を整える
ホテルや旅館の料理では、ビュッフェスタイルのこともよくありますよね。
そんな時は、いつもだったら用意するのが面倒な生野菜のサラダや果物をたくさん食べられるチャンスです。
ビュッフェスタイルの食事の時は意識的にとるようにしましょう。
食前に食べることで、食物繊維が食べ過ぎ防止になりますし、旅行中の便秘解消にもなったりします。
また、ビタミンCも豊富な食材を食べることで、旅行中の体調不良や肌荒れを防ぐことも期待できます。
どうせなら
いいとこどりしちゃうのも良いよね
参照:食べても細い人が羨ましい。でも落ち込む必要がない3つの理由。
3.水分は水やお茶にする
たくさんおいしいものを食べたい!と思う時は、せめて水分はエネルギーのない、水やお茶を飲むようにしましょう。
食事で高カロリーになりがちなときには、水分はエネルギーがない方が太りにくいですよね。
うっかり、間食などにジュースや甘いカフェラテを飲んでいると、カロリーオーバーになりがちです。
また、旅行中の食事は塩分も多くなりがちなので、水をこまめに飲むことによって、余分な塩分を排出しむくみ防止にもなります。
4.食べたいものを食べる
ホテルや旅館の料理は、いつもより豪華で量も多いものですよね。
たくさんありすぎて、食べきれない…ということもあるのではないでしょうか。
そんな時には、旅行だから!とお腹いっぱいでも残さず食べきる!のではなく、自分の食べたいものを、お腹にちょうど良いくらい食べて、やめましょう。
いくらおいしいものでも、たくさん食べたらその「美味しかった」という気持ちよりも、「なんだかわからないけれど、お腹いっぱいで苦しい」という気持ちの方が大きくなってしまいます。
せっかく食べるのであれば、「ああ美味しかった、幸せ」という気持ちになりたいですよね。
無理して食べきるのではなく、おいしいと思える量でストップするのがおすすめです。
5.旅行後に体重が増えていても焦らない
旅行から帰ってきたら、数㎏太っていてショック!
そこでダイエットするぞ!と意気込んでしまうことも多いですよね。
実は旅行直後に増えている体重は、脂肪ではなくむくみが原因であることも多いです。
さらに、環境の変化で便秘になった、という方であれば、たまっている便で体重が増えていることも。
体重に焦り、ダイエットを意識して食事を減らしても、旅行の直後なので食欲や食べたい気持ちが持続していて、かえって食べ過ぎの原因になることもあります。
焦ることなく、まずは普段通りの食事に戻し、体調やお腹の調子を整えてみましょう。
焦ることのメリットはないね!
まとめ
旅行中は太りにくい状態になりやすい、ということと、太ってしまう不安への対処法をご紹介しました。
太ることは怖いと思っても、せっかくの旅行ですから、心地よくおいしいものを食べたい気持ちもありますよね。
自分の心と体に相談しながら、食べる量や体を動かすことも意識して、旅行を楽しんでみてください。
それでも普段から、抜け出せないダイエット、摂食障害に一人で悩んでいませんか?
これまでの想いを大切にしながらつらい状況を変える方法をお伝えしています。
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