今の自分が嫌いだから変わりたい、そう思って悩んでいませんか?
そして今の自分から変わることができたら、「新しい自分になることができたら、どんなに幸せだろう」と思うことがあるでしょうか。
しかし、変わろうと思って何か取り組もうとしてもそれが続かなくて変われないまま、ということも経験したこともきっとありますよね。
「自分磨き」という言葉がよく聞かれたことがあるように、「自分を変えよう、もっと良くしよう」と努力をすることは素敵なことです。
しかし、「自分が嫌いだから変わりたい」と思って自分を変えたいあなたに注意してほしいことがあります。
それは、見た目だけかえたり、ネガティブな心を無理やりポジティブに変えたりすることです。
なぜなら、せっかく努力して自分を変えても、単に痩せたことだけの自信や上辺だけのポジティブ精神では、また自分の他の欠点が気になりだす可能性があるからです。
実は、あなたの「自分を変えたい」という気持ちの裏側にある、真の原因は「あなたの自己肯定感が低い」せいかもしれません。
今回は、自分が嫌いだから変わりたいときに重要な自己肯定感に関わることについてお伝えします。
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自分が嫌いだから変わりたいのに、変われない理由
自分が嫌いだから変わりたいときに、とりあえずすぐに取り掛かって、変化も目に見えるものとしては、やはり外見に関わることですよね。
外見にかかわることで比較的取り組みやすい方法としては、以下が挙げられます。
- ファッションを見直す
- ヘアスタイル、ヘアカラーを変える
- メイクをアップデート
- スキンケアを変える
- 香りを見直す(香水やシャンプー)
- 体型を見直す(ダイエットやボディメイク)
など、服装を変えたり髪型を変えたりするなど、ちょっとしたことでも、人の印象ってずいぶん変わります。
また外見以外でも
- 新しい趣味を見つける 教養を身につけたり、スポーツにチャレンジする
といったことは行動に移しやすいことです。
しかし、いくら変わろうとしても自分に納得がいかなかったり、結局他人と比較して「まだここがダメ」「ここも変えなきゃ」「努力が足りない」と感じることはありませんか?
もしそう感じていたら、それは自分が変われない根本的な原因に気づいていないせいかもしれません。
真の原因は自己肯定感の低さ
あなたは自己肯定感という言葉を聞いたことがありますか?
自己肯定感は「自分を肯定する感覚」のことで、「自己肯定感が高い=自分は大切な存在だ、価値ある人間だと感じている」いうことです。
反対に自己肯定感が低い人は「自分はダメな人間だ、価値がない」と自分を否定しがちです。
日本人は謙虚であることも多く、自分は素晴らしい人間です!と胸を張って言う人よりも、どちらかというと褒められても「そんなことない、私なんてまだまだ」「私なんてたいしたことない」と言う人の方が多いのではないでしょうか。
謙虚で控えめなことも良いですが、自分で自分の人間性まで否定する必要はありません。
あまりにも自分を否定したり、価値がないと感じすぎてしまうと心にもダメージを与え、メンタルヘルスにも影響が出てきてしまいます。
この様なこともあり、最近では「自己肯定感を高めよう」という言葉をよく聞くようになりました。
自分が嫌いだから変わりたい、と思うあなたがいくら外見やネガティブな性格を努力で変えようとしても、根本的に変わることができず苦しんでしまうのは、自己肯定感が低いことが原因であると考えられます。
そこで、自分が嫌いだから変わりたいあなたが自己肯定感を高めるために、まず意識してほしいことを2つお伝えします。
1.自分が嫌いだから変わりたいなら自己受容が大前提
自分を変えるために自己肯定感を高めようという言葉をよく聞きますが、実は大事なのは自己受容なのです。
そもそも、自己肯定感が高いという感覚は「欠点も含めた、ありのままの自分が好き」な状態です。
自己受容とは、ただこの自分を認める、受け入れる、どんな自分もジャッジしないで、「これが私だね」「うんうん」と頷いてあげるような感覚です。
そこで自分の考えや行動に対して「良い、悪い」「〇か×」という判断はしません。
ただただ「そうなんだね」と頷くという感じです。
自己肯定感を高めるために「私は素晴らしい!」と上辺だけ塗り固めても、心の中で「そうは言ってもね」「こんな自分はダメだからフタしておこう」とただ嫌いな自分を心の底にしまいこんでは、本当の自己肯定はできません。
本当に自分を好きになるためには、「嫌いな自分」「できない自分」「たいしたことないと思う自分」すべてを受けいれて認めてあげましょう。
自己肯定感を高めることは、意外と簡単です。
ポジティブに考えるようにしたり、私ならできる!と自信をもってみたり、なんとなく使う言葉、行く場所を変えると気分も上がった様な気がします。
しかし自己受容は、「ダメだと思っている自分」「嫌いな自分」に向き合う必要があり苦しいし、目を背けたいので難しいと感じることが多いのではないでしょうか。
ここで、すぐできるからと、上辺の自己肯定をして自分を変えることができたとしても、また他の自分の嫌いな欠点が気になりだして、いつまでたっても満足できない、私は不幸だと感じてしまう負のループから抜け出せない可能性があります。
最初は無理だと感じても、ふとしたときに自分を否定せず「ああ、そうだね」と受け入れてあげるようにしてみましょう。
参照:「自分が嫌い」だから別れたい、自信のない時心がける3つのこと
2.他人になろうとしない
変わりたいと思った時に理想の人をイメージして、目標を考えますよね。
そして、なりたい理想の自分をイメージすると思います。
このとき、大切なポイントがあります。
それは「他人を目標にして、他人になろうとしない」ことです。
あなたが目指すべき目標は、ほかの誰かのようになるための目標ではなく、「理想を叶えた自分」なのです。
例えば、「あのモデルさんのようになろう!」と目標を立てたとします。
食事やトレーニング、ファッションやヘアスタイルを真似してその憧れのモデルに近づく努力をします。
努力した分、それなりに体型や見た目も変わります。
しかし、なんだかまだ自分には足りないものがあるし、欠点が見えてきます。
「やっぱり私のここがダメなんだ!」「これも変えなくちゃ」と。
自己受容せず、上辺の自己肯定をしてしまうことと同様に、上辺だけ他人になろうとすると、自分自身が変わらず理想の人と比較して欠点が目につき自己否定になってしまいます。
ここで目標を「理想を叶えた自分」にします。
すると、未来の自分になるための行動を考えるようになります。
未来の理想の自分と、今の自分を比較して、今必要なことがより明確になりますし、「理想を叶えた自分だったら、何を選択するだろう?」と想像しやすくなります。
「ここが変化した」という目標達成感も、他人と比較したときよりも感じやすくなり、自己肯定をしやすくなります。
他人になろうとしている時点で、すでに「自分はだめ」「自分は嫌い」と×をつけてしまっているのです。
さらに、高すぎる理想も目標を達成しずらく、失敗したりうまくいかない自分を責める原因を作ってしまいがちです。
50%くらいの力でできる、少し頑張ればできそうな目標をたてるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
自分が嫌いだから変わりたいと思い努力しているはずなのに、ちっとも変わらない自分が益々嫌いになると感じていたら、
- 自己肯定の前に自己受容できているか
- 目標は他人になろうとしていないか
この2つのポイントを意識してみてください。
自己受容できていなかったと思ったら、まず1つ自分の嫌いなところをあげてみて、「そんな自分でも大丈夫だよ。」と心の中でも良いので言ってみてください。
急に自分のことを全部受け入れて好きになる必要はありません。
あなた自身とひとつずつ向き合っていきましょう。