「過食症だけど吐かないから太るだけ…」
吐かない過食や無茶食いに悩んでいませんか?
過食症というと一般的に過食嘔吐を思い浮かべる方も多いかもしれませんし、実際に過食嘔吐という行為に苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。
しかし、食べることに関して苦しんでいるのは、どの症状の摂食障害であれ同じです。
そうはいっても、「吐けない・吐かないからどんどん太っていくだけ。ただ太ってるだけに見えて悔しい」と思い、吐けることが羨ましくて、どうやったら吐けるか?なんてことも一生懸命調べてしまいますよね。
過食症だけど吐かないから太るだけ、と悩んでいるなら、食べる自分を肯定し、あなたの「ふつう」を見直してみましょう。
参照:非嘔吐過食で体重の増加を止めるには?3つのキーポイントを解説!
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目次
過食症だけど吐かないから太るだけで怖い
過食症だけど吐かないから太り続けてしまう一方で、一見「元気な人がたくさん食べているだけ」「ただのドカ食いじゃん?」と思われてしまい、「このつらさはどうせわかってもらえないんだ」と悲しくなってしまいます。
悲しいというより、悔しい・こんなはずじゃなかった、というのもありますよね。
元はというと、
- ダイエットをしていた
- 拒食症だった
- ストレスがかかっていた
- 薬の副作用で
など過食になる原因も様々です。
過食でいわゆる帳消し行動がないと、ただ太っていくばかり。
「じゃあ食べるのやめればいいじゃん」
「我慢すればいいじゃん」
「運動して消費すれば?」
確かに、それはある意味正しい考え。
「食べたくないけど食べちゃうんだよ!!」と思いますが、実際食べるという行動を選択しているのは自分だったりします。
でも、そこにしかよりどころがない、安心感がもてない、あるいは過食は自分を傷つけるためのひとつの手段となってしまっていることもあります。
ただその行為をなんとかして排除しようと否定する、意思でなんとかしようとしても、むしろ意識は過食に向いてしまっているのです。
参照:食べても細い人が羨ましい。でも落ち込む必要がない3つの理由。
1.過食症だけど吐かないから太るだけ。まずは「食べる」自分を肯定しよう
過食症だけど吐かないから太るだけでつらいとき、食べちゃダメだと思いながらも「どうせ私なんて」と自分を諦めて過食していませんか?
そんなあなたは、まず「食べる」自分を肯定することからはじめましょう。
「こんなに太って…もう食べちゃだめだ!食べるなんて最低だ!」など自分に対して攻撃的になっていることもあります。
そして、ダイエットを意識した食事ができない自分を責めていませんか?
とにかくまずは、そんな否定グセをやめてみましょう。
どんな食事であれ、食べる自分を許してください。
ダイエットを意識した食事しか許せない?
過食で太ってしまうと、どうしても「やっぱりダイエットしなきゃ!食事を変えなきゃ!」と意識して、食事はダイエットメニューを選んでいませんか?
健康的な食事を意識するのはよいのですが、自分で決めたダイエットメニュー以外の食事をとってしまうと「過食だ!!」と思い込んでしまって、焦って、諦めて「もういいや」となって過食になっていることがあります。
「自分で決めたダイエットメニューでないと許せない。それ以外は全部過食だ!」
と思い込んでしまうことがあります。
でも本当に、ダイエットメニュー以外は過食ですか?
過食で苦しんでいない人にとってのおやつ程度かもしれません。
「ふつう」の感覚は人それぞれ。
あなたの「過食」ですら、ほかの人にとって「ふつう」かもしれません。
- 過食がとまらない
- 食べたくないのに食べてしまう
そんなあなたのつらさを認めながらも、想定以上に食べてしまう、自分のなかでの「ふつう」以上を食べてしまったとしても「これもありじゃない?」という視点を入れてみてください。
2.あなたを邪魔しているのは「ダイエットするのが当たり前」という思考
あなたの感覚を邪魔しているのは「ダイエットするのが当たり前」という思考であることに気づきましょう。
たくさん食べても何にも気にしない人、というのは周りにきっといますよね。
例えばケーキを2つ食べたとして、喜んで食べる人と、
「これはもう食べすぎだ、過食だ!」と思う人と、感覚は人により異なります。
「食事はこうあるべき」という自分の固定観念があるとその範囲を超えたものは全てNGになります。
しかし、実はあなた自身が作ったこの固定観念によって自分自身を窮屈に、苦しめているのです。
あなたは小さいころどんな風に食事を食べていましたか?
こう食べないといけない、こんな食べ方をしたら太るなど考えていませんでしたよね。
「自然に食べる」ということをすっかり忘れてしまっていませんか?
ダイエットの知識、食事の知識で頭がいっぱいですよね。
さらに継続的に食べないダイエット、過食と断食、特定の物だけ食べる、などといった食事をしてホルモンバランスを崩してしまうと、それだけで食欲も不安定、ストレスを感じやすくなり負のループに陥りやすくなります。
過食したからと
- 早くダイエットしなきゃ
- ダイエット食にしよう
- 甘いものは絶対ダメ
- 夜は食べちゃダメ
などと頑張ってしまうと、また我慢できずストレスを爆発させてしまいます。
それを繰り返してしまうから、どんどんあなたの自然な食欲や、満腹感が鈍っていくのです。
あなたの食事が「痩せたいのならこうあるべき」にとらわれているなら、「私はその自分自身が信じてきたことに苦しんでいるんだよ」ということを自覚してみましょう。
自覚して、まずは過食してもいいから、食事を整える、食欲を整えることに取り組んでいきましょう。
まとめ
過食しても吐かないと太っていくばかりでつらいし、劣等感でいっぱいになります。
だけど自分を苦しめているのは、自分自身の固定観念であったりするのです。
まずは
- 食べる自分を肯定すること
- 痩せたいなら食事はこうあるべき、を見直すこと
この2つをチェックして、現状を変える内側のきっかけを作っていきましょう。