無理なダイエットとは結局どこからのことなのでしょうか?
自分では無理しているつもりがなくても、「無理なダイエットはやめなさい」と言われてしまうこともあります。
無理なダイエットは健康によくないこともわかっている、だから私は「頑張っているだけ」なはずなのに。
無理なダイエットとは主に4つの特徴があります。
- 食べたエネルギーが消費するエネルギーよりも著しく低い。その状態を続けること。
- 急激に体重を減らす行動を続けること(低エネルギー、過運動)。
- 意図的に帳消し行為を続けること。(過運動、嘔吐、下剤乱用など)
- 自分のライフスタイルや体質を無視した減量行動を続けること。
これらが「無理なダイエット」といえるでしょう。
今回は、無理なダイエットとはつまり何!?ということを解説していきます。
自分ではめちゃくちゃ頑張っているだけでも
心も体も泣いてないかな…?
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目次
無理なダイエットはどこから?心と体ふたつの負担
いわゆる「無理なダイエット」とは体の負担と心の負担2つがあります。
極端に少ない食事量、低エネルギーの食事を続け、
さらに運動も長時間行う
摂取エネルギー<消費エネルギー の状態を続ける
過度のストレス状態
栄養不足による正常な思考の欠如
特に身体的負担として挙げられるのは「摂取エネルギー<消費エネルギー」の状態を続けることです。
食事については、偏った食事
- 糖質制限
- 脂質制限
などの制限や
- 「~だけ」と1つのもの、1つの種類の食べ物だけを食べ続けること
などが体調を崩す原因になります。
しかし、世の中には
- 1日1食で健康
- 小食だけど健康
- ビーガンや菜食で健康
- 糖質制限で健康
など一見、極端に見えるけれど「健康的に」生活している人もたくさんいます。
だからこそ「あの人はうまくいっているから、私も大丈夫」と思うのですよね。
だってみんなやってるもんね~
無理なダイエットは将来的に綺麗から遠のく可能性がある
無理なダイエットは脳の萎縮や、女性の場合は無月経の継続が子宮の萎縮につながります。
月経が止まることで問題になるのは、ホルモン分泌に関することです。
月経があるということは正常に女性ホルモンが働いている証拠ですが、この女性ホルモンが働かない=無月経になると「骨粗しょう症」「高コレステロール血症」といった症状を引き起こす原因になるのです。
「生理が来ないからラク!」と思ってしまっていると、後々苦しむ原因になってしまう可能性があるのです。
単に妊娠がしずらい体になる、ということだけではなく、女性ホルモンが減少することで起こる「更年期障害」の様な症状、不調をもたらす原因になるのです。
長期的な栄養不足による乾燥肌やシワ、シミ、髪のパサつきも考えられます。
もし月経が止まっていたとしたら「私は子どもなんて興味ないし大丈夫」とスルーせず、将来的に自分自身の健康に関わることに向き合ってみてください。
「からだ」って強くもあり、繊細でもある
食事が偏って見えても、健康な人とそうでない人の違いは?
食事が偏って見えても健康な人とそうでない人の違いは、
「急激に食事を変化させたかどうか?」
ということだと考えられます。
例えば、昨日まで好きなものばかり3食きっちり+おやつも好きなだけ、食べていた人が
今日から急に「~制限」や菜食を始めると、もちろんストレスはたまりやすいですし、体の機能は昨日までの食事で動いてきたので急な変化は体も脳も追いつかないことがあります。
今まで摂れていた栄養が入ってこなくなるため、栄養素の欠乏による体調不良も起こります。
もし、小さいころから大きな食生活の変化なく生活してきたのに、急に食生活が変わったとしたら、それは体にとって負担になるのが想像できますよね。
極端に見える食事でも健康な人は、時間をかけてその食事に体を慣らし、体質を変化させたのです。
もともと「小食だった、やせ型の体質だった」場合、3食きっちり食べるよりも、胃腸に優しい食事をしたり、朝はスムージーとか軽いほうが自分に合う食事だった場合も続けられるし、体調の悪化も起こりにくいのかもしれません。
人類みな、同じ体なわけないか!
あの人が上手くいっているからと言って、自分も上手くいくとは限らない
世の中では日々ダイエット法が更新されていきます。
しかし、誰かが上手くいってすごく人気があったり、大ヒットしている方法だからと言って、それを正しい方法でやれば自分も良い結果が得られるとも限らないのです。
- 体が冷える
- 肌がかさかさ
- 風邪をひきやすくなった
- 傷がなおりずらい
- 便秘になった
- 無月経
- 徐脈
- 立ちくらみ
- 貧血
こういった体調の変化を感じたときは、自分の行ったダイエットを見直してみましょう。
参照:ダイエットできないから自己嫌悪?やめるべきたった1つのこと
無理なダイエットの重要ポイント3つ
無理なダイエットがどこからか、理解できましたか?
無理なダイエットには4つの特徴がありましたが、ここで注意していきたい重要なポイントを3つお伝えします。
低エネルギー×過運動を続けない
まずは「低エネルギー×過運動を続けない!」ことです。
体に入れるエネルギーを著しく減らしながら、有酸素運動を続けると最初はすぐに体重も減っていくので楽しくなってきます。
しかし、その体重が減る楽しい感覚に麻痺してその状態を続けると、体調を崩すどころか、痩せにくくリバウンドしやすい体になりかねません。
低エネルギー×過運動をむやみに続けることはやめましょう。
アスリートはしっかり食べながら
トレーニングしてるよね
参照:運動強迫を感じるダイエットから解放されるための3つの方法
「なかったことに」を繰り返さない
「食べ過ぎた!」と焦ったときにそのまま「まあいっか~」と過ごせる人と、「リセットだ!なかったことにしよう!」と思い食事と体重の調整に躍起になる人がいると思います。
しかしその気持ちが強すぎると、調整どころか、とにかくなかったことにするために必死になってしまう、その行動が生活の一部を占めたり、生活に支障をきたしてしまいます。
1回だけと思った嘔吐が癖になってしまったり、便秘だからと使っていた薬がいつの間にか、食べたものを早く出すために使ったり。
行動が目的になってしまっていませんか?
意図的な帳消し行為は、リスクが付き物です。
嘔吐は体重減少だけでなく、胃酸が歯を溶かしてしまいまうデメリットがあります。
下剤乱用は大腸の働きを鈍らせ、自力で排便できなくなり下剤への依存から抜けられなくなるというデメリットがあります。
どちらも必要以上に食べたものが排出されてしまうので、塩類のバランスを崩し、体調を崩してしまうということもあります。
不自然な行為は、それだけ負担があることを覚えておきましょう。
お腹が四次元ポケットだったらいいのにね
参照:過食で吐けない時下剤で解決できる?吐けない過食と下剤の付き合い方ポイント3つ
自分のライフスタイルや体質を無視した減量行動を続けない
自分のライフスタイルや体質を無視した減量行動を続けることは精神的負担も大きくなります。
- 仕事で残業が続いて疲れているにも関わらず、ランニングや筋トレの時間を睡眠を削ってまで捻出する
- 体力仕事なのに、朝食を食べずスムージーや酵素断食をする
など、世の中で「良い・普通・当たり前といわれているものは当然自分にもできる」と思い込んでやり続けることは危険です。
デスクワーク中心なら、朝スムージーで頭がすっきりしたり、排便がスムーズになるかもしれませんが、朝から体力仕事・立ち仕事なのに朝食を軽くする様なダイエットをすれば体調を崩しかねません。
普段の生活で疲れているのに、さらに「やらねばならない」と頑張る運動は、体にも心にも負担にしかなりません。
- 無理に運動・食事調整をしていないか?
- 楽しいから、やりたくてやっているか?
- 日常に支障はないか?
この3つをチェックしてみてくださいね。
まとめ
「無理なダイエットはやめましょう」
そんなことはきっとあなたも何度もきいたことがあるでしょう。
「私は大丈夫。」
「こんなの当たり前。」
「まだまだ頑張れていない。」
それで体も心も元気なら良いのです。
でも気づかずに無理を続けると、思わぬ不調や病気になってしまうこともあります。
ダイエットとは単に減量のことではなく「健康的になること」が大前提!
あなたのダイエットはあなたを不健康にしていませんか?
今日の記事でぜひチェックしてみてくださいね。
あなたのダイエットは
幸せな心と体に向かっているかな?
涙が出てきたらチェックだよ!