「何を食べてもおいしくない。」
そう感じることはありませんか?
美味しくないと感じる原因として、味覚障害といった病気や体調による問題もあります。
しかし、ストレスによって食欲がなくなり、おいしく感じられなくなることや、逆に鬱状態の過食によって、いくらたくさん食べても、なにも美味しく感じないと思うこともあります。
もしストレスによって、何を食べても美味しくないと思う場合は、食事の際にちょっとした変化や工夫をしたり、心を癒すことに注目してみましょう。
今回は食事を美味しく感じられるようにするための4つのポイントをご紹介します。
▼元・摂食障害の管理栄養士が、心と体の不安が軽くなる情報をLINEからお届け中▼
>>努力・ストレス・リバウンドばかりのダイエットから卒業!自分を大好きになりながら「心も体も綺麗になるための5つのテキスト」を無料でプレゼント!詳しくはこちら<<
目次
何を食べても美味しくない!どうしたらいいの?
何を食べても美味しくないと感じるとき、栄養障害による味覚の異常や、嗅覚の異常によって味を感じられないことがあります。
この場合は耳鼻科などを受診することによって検査するとわかるでしょう。
しかし、それ以外にも心の状態によって食事を美味しいと感じられないことがあります。
鬱状態で食欲がなくなり、食事に対する意欲や興味がわかず、そもそも食べる気になれない結果、無理に食べようとしても美味しく感じられないことがあります。
さらに、摂食障害やストレスによる過食を繰り返していると、味わうことなくたくさん食べるということが習慣化し、食べることがただ「詰め込むこと」という作業になり、結果食事がおいしいと感じられなくなってしまいます。
そもそも、食事は何のために食べていますか?
食事は生きていくためには必要不可欠なものです。
しかし、それがただ「エサ」のように、なんでもない素材だったら、つまらないですよね。
「ただ食べられればいい」、という人もいるかもしれませんが、大抵の人は食事は美味しく楽しみたいと思うでしょう。
栄養や健康ばかりを意識しすぎて、おいしさを忘れてしまうこともあるかもしれません。
もしあなたの「何を食べても美味しくない」という思いが、器質的な問題ではなく、心の問題だとすれば、その心の問題について向き合ってみることが必要です。
そこで、今回はストレスや疲労によって食事がおいしく感じられないときに、少しでもおいしく感じられるようになるために試してほしいことを4つ提案させて頂きます。
1.何を食べても美味しくないと感じるときは、食べる環境を変えてみる
ストレスを感じていたり、疲労がたまっていると、食事を丁寧に食べたり準備する気力もなくなりがちです。
そんなときは、思い切って外食したり、買ってきたお惣菜やテイクアウトの食事でも丁寧に盛り付けて食べてみましょう。
買ってきたものを袋のまま、トレーのまま食べると味わうということも感じず、そのまま口に詰め込んでしまい過食になってしまうこともありませんか?
自分に対して少し丁寧に食事を扱ってみたり、レストランやカフェなどいつもよりおしゃれな場所で食べるだけでも、ゆっくりと味わい普段感じられない美味しさも実感できることがあります。
美味しさは、味覚からではなく、視覚や雰囲気からも感じられるものです。
2.食事を適温で食べてみる
どんなに見た目が綺麗な食事も、冷めていたり、ぬるかったりするとそのおいしさは半減してしまうものです。
中には熱すぎるものや、冷たすぎるものが苦手という人もいると思いますが、料理はその料理ごとに適した温度で食べることがおいしさを最大限感じられるようになるポイントでもあります。
例えば、ピザだったら少し冷めてしまってチーズが固くなっているよりも、あったかくてチーズがとろけているほうが美味しいと思いますよね。
そんな風に料理を適温で食べることで、おいしさを感じられるように工夫してみましょう。
参照:食べたいものがわからない、ダイエット中心の思考に辛くなった時の4つのヒント
3.味覚を整える
甘いスイーツやお菓子、ジャンクフードやラーメン、スナック菓子など、味の強いもの・濃いものを食べ続けると、濃い味に慣れてしまっておいしさを感じられなくなってくることもあります。
そんなときは、生の野菜や果物など素材のままの食べ物を摂ることで味覚を整えてみましょう。
濃い味を食べ続けると、そればかり食べたくなってしまい、過食の原因にもなります。
濃い味に慣れた状態だと、それこそ素材の味はおいしくないと感じてしまうかもしれませんが、時には生野菜・生果物をあえて食べて味覚を整えてみましょう。
4.心を満たす、趣味やリラックスできることをやってみる
何を食べても美味しくないと感じるとき、空腹よりも、心が満たされていない、欠乏感を感じていることもあります。
そんなときは、まずはあなたの好きなこと、夢中になれること、リラックスできることに時間を費やせるようにしてみましょう。
- 漫画や映画を見る
- 音楽を聴く、歌う
- お風呂にゆっくり入る
- たくさん寝る
- ペットと過ごす
- ネイルやメイクなど美容に関することに時間をかけてみる
いつもは時間をとれていないけれど、本当はやりたい、やってみたいそんな好きなことにあえて時間を使うことで、心を満たしましょう。
心が満たされてくると、気持ちに余裕ができて食事も落ち着いて美味しく感じられるようになってきます。
まとめ
何を食べても美味しくないと感じるとき、食事が何のために食べているものかわからなくなってしまいます。
確かに、食事によって私たちは栄養を補給し、生きていくためのエネルギーとしてなくてはならないものではありますが、それだけではなく、食事のおいしさを味わうことに喜びを感じられたり、癒されたりすることもるものです。
おいしいと思えないのは、心の余裕がないことが原因でもあります。
せっかく食べるなら、美味しいと感じたいのが私たち人間らしさ。
心の余裕を取り戻すことと、おいしく感じられるための工夫をしながら、食事の楽しさを取り戻していきましょう。