ダイエットをしようと思った時に大多数の人が「食事を減らす」「摂取カロリーを減らす」ということを実践するのではないでしょうか。
そして実際やってみると順調に体重が減るということを体感してますます「食事を減らせば痩せる」「食べなければやせる」という思い込みが信念にかわっていくものです。
しかし、健康的にやせるためのダイエットを通り越して、拒食や過食といった摂食障害になってしまうとその「食べたら太る」が「太るのが怖くて食べられない」というものに変わってしまいます。
これがやっかいで、摂食障害をこじらせていく原因になるのですが、私自身も拒食を改善しようとしたときとても悩みました。
結論としては行動は「安心して食べられるもの増やしていく」思考は「食べないからこそ太る」この二つを理解して実行していくことで、「太るのが怖くて食べられない」を抜け出していきました。
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「太るのが怖くて食べられない」を変えるのが怖い!
せっかくダイエットをがんばって痩せたのに、「太るのが怖くて食べられない」から「食べる事を頑張らなきゃいけない」って普通に考えたら酷ですよね。
あんなに頑張ったのに!なんで食べなきゃいけないんだ…とある意味絶望的にもなります。
でも、もしその「食べないで痩せた」結果、体調が思わしくない・無月経だしイライラ怒りっぽい・明らかに体重が少なすぎる・食べたら物凄い後悔で消えたくなるといった状況なら、それは自分にとって「ベストな状態」とは言えないはず。
そうはいっても「食べないで勝ち取った」痩せであったり自信。
そこを変えるのは葛藤です。
(あっさり受け入れて改善できるならそれはそれでOK)
頭ではわかっているけど…というあなたへ今回は2つの視点で解決策をご提案します。
参照:食べても細い人が羨ましい。でも落ち込む必要がない3つの理由。
1.太るのが怖くて食べられないなら「安心」できるものを増やす
太るのが怖くて食べられない、でも今の不調や拒食・過食の状態から抜け出していきたいなら、まず取り組めることとしては食事のアプローチ。特に、「安心して食べられるもの」を増やしていくのはひとつのポイントです。
例えば「ごはん」が怖いのであれば、単に「食べる量」を増やすというアプローチではなくて「玄米」「雑穀米」から食べてみる。
白い麺が怖いなら「そば」や「玄米粉」「全粒粉」などなんとなく健康そうで安心出来たり、血糖値があがりにくそうなものを選んでみる。
お肉が怖いなら「サラダチキン」や「ささみ」などヘルシーなイメージで安心できるところを増やす。
糖質の野菜が怖いなら、好きな野菜で食べる量を増やす。
あなたの安心ポイントを少しずつ広げていくことがおすすめです。
また「少量高カロリー」も取り入れていくとさらによいです。
バターを少しだけ炒め物に使う、エゴマ油をサラダに少しかける、ココナツオイルを飲み物に混ぜる。
油も糖質と同じくらい「嫌われ」がちですが、お肌のうるおいには欠かせません。もし乾燥肌で「ガサガサ」なんて方はオイル不足になっていると思いますよ。
ここもまた、あなたが安心できるものから取り入れて、広げていくというのがおすすめです。
ただ、注意点としては「ずっとひとつのものを食べ続けないこと」「安心のつもりが、そこだけにこだわり続けて、ほかの食べ物が怖くなる」ということ。
玄米だからと安心していたつもりで、逆に「白米がますます怖い」ということになってしまうと、また食事がつらくなってしまう原因に。
こだわりすぎず、ここは「柔軟に」たべられるものを増やしていくのが大事なポイントです。
参照:【ダイエット】終わりがないのは、○○が間違っているから!
2.「食べないからこそ太る」という考えを採用してみる
「食べると太る、だから怖くて食べられない」というあなたには「食べないからこそ太る」というのは信じがたいと思います。
でも実際、低エネルギーで過ごし続けると、体がそのエネルギー量に慣れてしまって、ちょっといつもより食べただけで「体重増加」が人よりも起こりやすくなってしまうことがあります。
それがいわゆる「省エネ体質」ということです。
栄養学的にも、栄養は摂ったほうがエネルギーを燃やせるのです。
たとえばよく聞く「豚肉に含まれるビタミンB1」。
これは糖質を体の中でエネルギーに変えるときビタミンB1というものがあると、糖質を自分のエネルギーにかえる手助けをしてくれる。
だからごはんを食べるときに豚肉があるとビタミンB1も一緒に取れて、エネルギーとして燃やしてくれるんですね。
「カロリーだけ」を気にしてしまうと、「摂れないもの」が増えてしまう原因にもなります。
しかも、実は食べるだけで消化にもエネルギーが使われるんですよ。
「食べない」だけで実はほんとに省エネ体質に近づいてしまうんですね。
長い事、食べないで痩せるダイエットや生活習慣を続けていると、なかなか「たべないからこそ太る」「食べたほうがきれいになれる」という考えは採用しずらいかもしれませんが、私たちの細胞ひとつとっても「すべて食べたもので出来ている」のです。
どうせなら「細胞から綺麗に」なったほうが良い気がしませんか?
一気に変えようとしなくていいので、「食べて綺麗になる」という考えもぜひ採用していってみてください。
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まとめ
今回は「安心して食べられるものを増やしていく」「食べないからこそ太る」という二つのポイントを解決策としてご紹介しました。
「食べたら太る」というのはかなり根深い「思い込み」でもあります。
「太ると思って食べると本当に太る」なんてことも聞いたことがあるかもしれません。
でもそれってウソではないと思います。
「食べると私は太るんだ」という証拠集めをしてませんか?
もしかして「食べたほうが痩せるかも?」という軽い気持ちをもってみるのも一つの手です。
「太るのは怖いから食べられない」という気持ちを否定しなくていいので、そんな辛さや怖さも受け入れながら「でも食べて綺麗になるのもありかも」という考えも採用してみてくださいね。