運動しないと不安で仕方がない!ということはありませんか
ダイエットを始めたり、体調管理のために、と思って始めた運動。
最初は楽しく「頑張るぞ」と始めた運動が、段々と辛くなってきたり、疲れたり体調が悪い日も「やらなきゃ」「休んだらダメだ」と思ってしまう「運動しないと不安」という状態になってしまうことがあるかもしれません。
運動しないと不安で仕方がない、と思う様になってしまい、それが苦痛に感じていたら「運動の目的」を確認することや、自分のルールや思考に縛られないことで解決していきましょう。
目次
運動しないと不安、その不安の原因は?
運動しないと不安になるのは、すでにできた習慣を崩すことが怖い、その結果リバウンドしたり運動をする前の状態に戻ってしまったりすることが怖いからではないでしょうか。
努力が水の泡になってしまうかもしれない、と不安になることもあるでしょう。
ところで、運動をするとどんな良いことがあるのでしょう。
運動のメリット
身体活動量が多い人や、運動をよく行っている人は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められています。
更に高齢者においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果のあることが示されています。
運動は心身ともに健康で、年齢を重ねても自分の力で身の回りのことをできるようにするために必要なことです。
若いうちは痩せること、綺麗になることのためというイメージが強いですが、高齢者になったときに食事や排せつなど日常動作をいつまでも自分の力で行うためには、若いうちから運動習慣があることが大切と言われています。
しかし、あまりにもストイックになってしまったり、自分の運動ルールをこなさないと気が済まなくなった時、習慣を超えてストレスになってしまうのは勿体ないです。
ストレスにならないように運動習慣を持つにはどうしたらよいか、4つのポイントをご紹介します。
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1.運動しないと不安で仕方がない!運動の目的を再確認しよう
「運動しないと不安で仕方がないけれど、ちょっと苦痛に感じる」思ったら、まずはあなたが運動しているのは何のためなのか再確認してみましょう。
痩せるため
痩せたくて始めた運動、結果は出ていますか?
結果がでていると、もっと痩せよう・もっと良くなろうと思い、続けて習慣化しているかもしれません。
しかし、結果がでているからこそ「休んではいけない」と思っていませんか。
体調が悪かったり、疲労で今日はやりたくないと思っていても「結果がでているし、また太るのが怖いから今日もやらなくちゃ」となっていることもあります。
「一度休んだら、もうダメになる」と自分に厳しかったり、完璧主義であることが原因です。
休んでしまったからと言って急激に太ることはありません。
痩せるために運動をしてるのであれば、長い目で見て習慣として続けられる内容でやっているか確認してみましょう。
健康や体調管理のため
運動習慣は健康や体調管理において欠かせないものです。
運動は、肥満の防止・解消や体力維持・向上のほかにメンタルヘルスの健康にも役立ちます。
太るのは嫌だ・体力を落としたくない、心の健康のために続けなきゃ、など自分自身の体のことを考えて運動習慣をもつことは素晴らしいことです。
しかし、その運動を続けているという自信や安心が杖となり自分の心の支えになっていると、たとえ体調が悪くても毎日やらなきゃ気が済まない・しんどいときもやらなきゃダメだ!となりすぎてしまい、逆に心の負担になってしまっていることがあります。
運動のことを考えるのがストレスになってしまうのであれば、違う趣味に気を向けるのも良いでしょう。
楽しくできる運動量に変えることを考えてみるといいですね。
2.休んでもあなたの価値や努力はかわらない
運動しないと不安になってしまうのは
- 太るかもしれない
- 毎日の努力が無駄になるかもしれない
- 一度休んだら、辞めてしまいそうで怖い
- またダメな自分に戻ってしまう
- 続けられない人と思われたくない
- 周りの人より劣っているのかもしれない
- 努力できない人だと思われなくない
など、自己評価・他者評価を気にするからではありませんか?
結論を言うと、運動を休んでもあなたの価値やこれまでの努力がなくなるということはありません。
毎日のようにウォーキング、ランニング、ジム通い、ヨガ、自宅トレーニングなどを続けることは、とても良いことですし、それができない人にとってはとても努力しているように見えます。
だからといって、休んだからあの人はダメだね、とはなりません。
あなた自身が、実は「運動していない人はダメな人」という価値感をもっていませんか?
毎日運動することが素晴らしいし自信になる、やっていな人よりも優れている・勝っている、と思っていると、辞めてしまう・休んでしまう人にNGを付けてしまいます。
でも運動する理由・しない理由・休む理由は人それぞれです。
楽しくて仕方なくて運動している人、体重管理でやらねばならない人、ほんとはやりたくないけどやめられない人、時間がなくてできない人・運動よりもほかに時間をかけたいことがある人、様々な人がいます。
あなたがアスリートでもない限り、運動をしなければならない、という決まりはありません。
あなたの価値や努力もなくなるものではありません。
運動する、しないにもっと自由を与えましょう!
3.ルーティンにとらわれ過ぎない
運動をしないと不安という人は、毎日のルーティンをこなさないと不安、なのかもしれません。
運動のメニューを固定していて、それをこなさないといけない!と強く思っていることもあります。
でもそれが負担になってしまったり、疲れてしまっている時は内容を変えてみるのも良いですよね。
普段ハードに筋トレやランニングをしていて、今日は疲れているなと感じたらストレッチやヨガなどを摂り入れてみましょう。
「毎日決まったことをこなさなければならない」と思いすぎていると心と体の負担になることもあります。
運動習慣には柔軟な心も必要です。
体調に合わせてやり方ややることを変えるということも行ってみましょう。
4.休んでも習慣はかわらない
そもそも「休んだらもう運動は続けられない、やめてしまいそうで怖い」と自分が思い込んでいると、「運動しないと不安」に結びついているかもしれません。
大丈夫です、休んだら、またやればいいのです。
休んでも、また当たり前にできることが習慣なのです。
もしくは、「辞めてしまいたいけれど、ここまで続けたのにもったいない」という気持ちもあるかもしれません。
ですが、続けられた習慣はまたできるようになるものです。
休みたかったら休んで、やりたくなったらやれば良いのです。
まとめ
完璧主義な人にとっては0か100かで、0になったらおしまいと思いがちですが、0はマイナスではないですよね。
運動をやめた、休んだからと言ってあなたの努力や価値はかわりません。
休みたいときは休む、やりたくなったらやる。
体調に合わせて柔軟な運動習慣をもつことが心身の健康に必要で、一生続けられるコツです。
ルーティンを崩すことが怖い時は、1つだけやめてみる、1つだけ違うものに変えてみるなど工夫してみることからはじめましょう。
〈参考文献〉
厚生労働省 健康日本21(身体活動・運動)
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html (2021.1.12閲覧)