人から「痩せて欲しい」と言われることほど、悲しくて辛いことはありませんよね。
彼氏や夫などパートナーだったらなおさらです。
しかし、痩せて欲しいと言われたからといって、ダイエットを意気込む必要はないかもしれません。
今回は、パートナーに痩せて欲しいと言われたときにチェックしたいことをお伝えします。
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目次
痩せて欲しいと言われた、その意味とは?
痩せて欲しいと言われたら、女性なら誰だってショックを受けますよね。
女性はホルモンバランスによって心も体も揺れ動くもので、一定ではありません。
体重だって食欲だって生理に左右されることもあります。
だからちょっとした体重変動は当たり前にあるのが女性です。
「痩せて欲しい」と言われると、今の私ではダメなんだ、痩せなきゃ・体重を減らさなきゃと思ってしまいますが、単純にあなたに「体重を減らしてくれ!」といっているわけではないこともあります。
相手が細身で小柄な女性が好み
単純に自分の好みが細身の小柄なモデル系の女性だから、それを押し付けていることがあります。
そんなときは、あなたがそれなりに痩せていたとしても、それ以上に痩せることを求めてくることがあります。
相手がグラマーな女性が好き
グラマーな女性が好みの場合は、体重を減らしてほしいというより、「メリハリのある体になって欲しい」ということ。
うっかりダイエットを頑張って、ただ痩せても、今度は「胸がちっちゃい」と文句を言われる可能性があります…。
かわいく綺麗でいてほしい
パートナーと付き合いが長くなってきて、ラフで素を出し過ぎてしまい美容の手を抜いてしまうと、出会った頃より魅力が減ってしまい、「とりあえず痩せたら可愛くなるんじゃないか?」と思われていることもあります。
いつまでも若々しくいてほしい
年齢を重ねたり、出産を通して女性は体型が変わりやすいので、体重が変わらなくても筋力がおちることで体型が崩れてみえます。
痩せて欲しい、というのは「体型を整えて綺麗でいてほしい」という意味かもしれません。
本当に健康が気になる
本当にあなたの健康を気にして言ってくることもあるかもしれませんね。
パートナーが健康に興味がある場合は、こちらの心配までしてくれるかもしれません。
それは長くあなたと一緒にいたいが故かもしれませんね。
「痩せて欲しい」と言われたとしても、その裏にはどんな思いがあるかで、相手が何を求めているかが違うのです。
ここからは、「痩せて欲しい」と言われたら落ち込むまえに、あなたにチェックしてほしいことをお伝えします。
1.痩せて欲しいと言われたら、まずBMIと体脂肪を確認
痩せて欲しいと言われたときは、まずあなたのBMIを確認しましょう。
ダイエットに少しでも興味を持ったことがあるなら、BMIは聞いたことがあるのではないでしょうか。
正式にはボディマスインデックス(Body Mass Index / ボディ・マス指数 / 体格指数)というもので、計算式によち数値を求め、体格を評価するものです。
肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数で、[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]で求められます(身長はcmではなくmで計算します)。
BMIが22になるときの体重が標準体重で、最も病気になりにくい状態であるとされています。
25を超えると脂質異常症や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクが2倍以上になり、30を超えると高度な肥満としてより積極的な減量治療を要するものとされています。
22が健康体ですが、人によっては太っていると感じてしまうこともあります。
なぜなら、BMIは体重と身長のみの評価で、体脂肪は含まれていないからです。
同じ体重でも、内訳が筋肉が少なめで体脂肪が多めだと、より太って見えやすいため、BMIだけでは評価できない部分があります。
ちなみにメタボリックシンドロームの診断基準にはBMIは盛りこまれていません
体重だけでなく体脂肪も確認してみよう
体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があります。
内臓脂肪が多いといわゆる「メタボ」の可能性があります。
内臓脂肪型肥満は高血糖・脂質異常・高血圧などの原因と考えられ、内臓脂肪の蓄積を防ぐことが心臓病をはじめとする生活習慣病の予防につながる、と考えたのがメタボリックシンドロームの概念です
皮下脂肪型肥満も睡眠時無呼吸症候群・関節痛などを合併しやすいので、いずれにせよ太りすぎには注意です。
しかし、医学的には健康であっても、美容の世界では太っているとみなされてしまうこともあります。
BMIが健康的でも体重よりも体脂肪や筋肉がどれくらいついているかで見た目も変わってくるので、減量ではなくボディメイクを意識して無理なダイエットで健康を損なうことを避けましょう。
まずあなたが今健康かどうか確認してください。
2.食事で体重を減らさなくても、筋トレで解決できる
痩せて欲しいと言われると、とりあえず食事を変えて体重を減らさなきゃと思ってしまいますが、筋トレをすることで解決できるかもしれません。
先にもお伝えしましたが、筋トレをすることによって体が引き締まり、メリハリのある体になると、体重がかわらなくても痩せてみえたり、外国人のようなスタイルになれます。
胸は大きいから残したい!という時も食事を減らすよりは、トレーニングが良いでしょう。
3.食事は極端に減らすのではなく、整えるを意識する
体脂肪が多い場合は、見た目は問題なくても、血液検査をすると中性脂肪やコレステロールが高い場合があります。
お菓子やスナックが好きな方は注意が必要です。
体重が痩せていても、偏った食事をしていると血中の脂質や糖が多くなり、動脈硬化など生活習慣病の元になります。
食事は減らす、のではなく整えるを意識し、自然のままの果物や野菜類を食べたり、主食を食べるようにしたり、油脂も避けるのではなく質を良くすることなど心がけましょう。
4.無理して痩せなければ好かれないなら別れよう
自分の基準で健康や美容に気を付けてもなお、もっと痩せて欲しいなんて言う彼は、本当にあなたを大事にしてくれるでしょうか?
私たちだって、彼氏や夫にはいつでもかっこよくいてほしいと思いますが、見た目だけが好きで一緒にいるわけではないですよね。
健康を損なうほどのダイエットをしなければならないくらい、ガリガリの痩せている人が理想な相手とはさよならした方が無難です。
どんなあなたも好きで大事にしてくれる人は必ず現れます。
ちょっと頑張って無理してみても、「いや、もっと痩せられるでしょ」とかいう人だったら、考え直しましょうね。
まとめ
痩せて欲しいと言われて、「悲しい・悔しい・見返してやる!」と思ってダイエットを始めたら、食べることが怖くなったり、ちょっとでも太ることが怖いと感じてきて「拒食症」など摂食障害の可能性が出てきます。
そして痩せたら痩せたで「痩せすぎて気持ち悪い」と言われてしまうことも!
そんな風に、他人の言葉で振り回されていたら人生疲れるのは当たり前ですよね。
まずあなたが健康に楽しく過ごせているかが一番大事です。
心と体が健康であるために、体型の評価は厳しくしすぎないようにしましょうね。
〈参考文献〉
厚生労働省 e-ヘルスネット BMI
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-002.html
(参照 2021.12.27)
厚生労働省 e-ヘルスネット 内臓脂肪型肥満
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-051.html
(参照 2021.12.27)
厚生労働省 e-ヘルスネット 皮下脂肪型肥満
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-054.html
(参照 2021.12.27)