拒食から過食に転じて激太り!これはとてもつらいことです。
食べたい気持ちは止まらない、痩せたい気持ちも止まらない。
だけど体は食べることでどんどん太っていってしまい、心は痩せていたままでおいてけぼり。
拒食から過食に転じて激太りしてつらいなら、気合を入れてダイエットしたり、食べてはいけないと強く思うことはやめましょう。
今回は拒食から過食に転じて激太りしたときにやめたいことを5つご紹介します。
目次
拒食から過食へ転じて激太り、心がついていかない
拒食から過食になり激太りすると絶望的になります。
昨日まで拒食だったのに、ふとしたきっかけで過食に転じてしまうこともあります。
痩せていることだけが取り柄、痩せていることがわたしのこころの杖、痩せていることが自信と安心をもたらしてくれていた。
けれど、その鎧がガラガラと崩れていくのは本当に心が苦しいです。
かくいう私も拒食から過食に転じてしまった一人。
拒食から普通に食べられるようになれたらよかったのですが、なんでもないある日に「たくさん食べてしまった!」と焦ったことがきっかけで「食べ過ぎてはいけない」という気持ちの反動からドンドン過食するようになってしまいました。
3か月で10㎏、半年後には20㎏、体脂肪も16%から30%、BMIも15から27に。
自分だけ世界から取り残されてしまったような気持ちになりました。
自暴自棄になり、自分のことがどうでもよくなってしまいました。
真面目に頑張ってきた道から少し外れることもありました。
そんな過食期のなかでも、学校の友達やアルバイトの先輩や上司が「変わらず接してくれる」ことから、どんな自分でも大丈夫なんだ、ということを少しずつ理解していったことが当時の回復のカギでした。
過食は自分の行動や思考によって悪化されます。
過食をなんとかしようとするあまりやってしまっていることが実は症状を酷くさせてしまっているのです。
拒食から過食に転じて激太りしてつらいなら、やめたいことをご紹介します。
1.拒食から過食になり激太りしたからダイエットする
拒食から過食になり激太りしたときに、一番思うのは「痩せなきゃ」と思うことではないでしょうか。
しかし、実は「痩せなきゃ」と思って焦るほど食欲は乱れますし、意気込んでダイエットするほど「失敗してまた太る」ということになってしいます。
心が拒食や過食のままでは、いくらダイエットしても同じことの繰り返しです。
頑張るべきことは「痩せる」ことでも「ダイエット」することでもありません。
まずはどうしてそこまで痩せなきゃと思うのか?
あなたが「痩せる」ことにどんな価値を置いているのか見直してみましょう。
体重計と向き合うのをやめて、自分の心と向き合う時間を増やしてみましょう。
2.食べてはいけない!と禁止する
過食してはいけない、食べてはいけないと思うほど、頭の中は食べることでいっぱいになっていませんか?
「食べてはいけない」と禁止することはやめましょう。
でも、禁止することをやめたら過食が止まらなくなりそうで怖い!と思いますよね。
そんなあなたは、試しに「食べていいよ」と自分に言ってみたり、心の中で思ってみてください。
少し安心しませんか?
心が緩みませんか?
ダメと思うほど心もキューっとストレスを感じます。
あなたの心は食べることで緩みたい、安心したい、ホッとしたいと思っているはず。
まずはその状態を許してあげてください。
3.なんで頑張れないの?と責める
過食すること=頑張っていない、さぼっている
と思っていませんか?
「拒食のときはあんなに頑張れたのに、なんで1ミリもがんばれないのだろう」と自分を責めていませんか?
頑張っていない、頑張れない、さぼっているから過食するのではありません。
むしろ、頑張ってきたから過食してしまうのです。
頑張りすぎて体と心がストレスや飢餓からあなたを守ろうとして過食している、とも言えます。
今も無理してやっていること、嫌だけどやっていること、本当はやりたくないことなどありませんか?
まずはその中から1つでもいいのでやめてみましょう。
4.過食を克服して別人になろうとする
「過食を克服したい、新しい私になる!」という考えは一見素敵に見えます。
しかし、一歩間違えると「あなた自身を全否定」することになって逆効果になることがあります。
新しい私になる、と言って別人になろうとすることは、今の自分ではダメだと自己否定していることに繋がってしまうこともあるのです。
苦しい思いに無理にフタをして別人になろうとしても、外見だけ変えて中身はそのままなので拒食や過食を繰り替えす要因になってしまいます。
これまでの自分にフタをして別人になろうとするのではなく、過去・今の自分を認めながら前に進んでいきましょう。
5.拒食から過食に転じた原因を探す
拒食から過食に転じてしまったことに、あれこれ「ああすればよかった」「こうすればよかった」「こうだったらよかった」などと後悔して、転じてしまった理由を探したり、過食になってしまったことを誰かや何かのせいにしようとしていませんか?
「こうすれば、ならなかったかも」と思って後悔しても、現状はかわりません。
もし拒食や過食の原因をみつけたとしても、それを責めたり恨んだり後悔しているだけでは、あなたは過食から抜け出すことはできません。
大切なのは、「じゃあ、今どうするか?」ということ。
今どうすか、今なにができるか、ひとつひとつ丁寧に向き合ってみることです。
過去を後悔したり、悔んだりするなら、その時の自分の気持ちに寄り添って「悲しかったね」「辛かったね」と過去のあなたに共感してあげましょう。
これがいわゆる「自己受容」につながり、自分をまるごと許すことにつながります。
まとめ
拒食から過食になってしまい激太りしてしまうと、世界が180度変わってしまったように思えます。
けれど、実は何も変わっていない。
こんなに太って嫌われる、避けられる、みんな離れていく…と思うかもしれませんが、あなたを変わらず大切に思ってくれる人がいます。
そんな人たちを大切にしながら、自分をひとつひとつ許して、丁寧に向き合うことで過食を克服することができます。
今日できること1つから、やってみてくださいね。