「痩せたいなら食べなければいいじゃん」いまだ、そんなぶしつけなことを言われたり、言っているひとはいませんか?
「痩せたいならカロリーを減らせ」
「痩せたいなら○○を食べるな」
きっと何度となく目にして、耳にして、実践してきたひとはたくさんいますよね。きっとこれを読んでいるあなたもそうでしょう。けど、実際どうでしたか?
確かに減る!けれど、続かなかったり、減らなくなったり、リバウンドして前より体重が増えたり。
「痩せたいなら食べなけれないい」は正解でもあり、間違いでもあるのです。
なぜ正解でもあり、間違いでもあるのか?それは、「何を食べないか」が重要だからです。
ここを間違えると、リバウンド、摂食障害、鬱などあなたにとってデメリットが生まれやすくなります。今回は「痩せたいなら食べなければいい」の「食べなければいい」に注目して、その本当の意味を解説してきます。
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目次
「痩せたいなら食べなければいい」の間違い
痩せたいなら食べなければいい、の大きな間違い点は「なんでもかんでも食べないこと」です!!
食べなきゃ痩せる、そうわかるととりあえず、食べる量を減らす、カロリーを減らすことに集中しますよね。
- ・ごはんを減らしてお菓子は増えていたり
- ・朝ごはんはぬいて、おやつを食べて、夕ご飯に食べ過ぎていたり
- ・野菜ばかり山盛り食べて、あとはプロテインで済ませたり
- ・なんならすべて低カロリー食品で食事をすませていたり
あなたは今までどんな風に「食べない」をしてきたでしょうか。
実際、食事から摂るエネルギーが減れば、確かに体重や体脂肪は減ります。
それは不足してしまうエネルギーを体に蓄えている脂肪や筋肉を分解して、生きるためのエネルギーに変換して使うからです。
けれど、糖質を全くとらない、脂質を全くとらない、など極端に何か特定のものを「食べない」、それを続けてしまうと脳も体も栄養不足になってしまいます。
すると、体内ホルモンや神経伝達物質という私たちたちが毎日健康に心も元気に過ごすための働きたちが誤作動をおこしたり、減ってしまい、その結果がイライラ、カリカリ、鬱々とネガティブモードな私を作り、さらには代謝がおちて食べていないのに体重が増えたり、体重がへらなくなったりしていくのです。
あなたがダイエットをして「イライラ」「カリカリ」「くよくよ」して、うまくいかな~~い!!と嘆いているのであれば、それはダイエットが上手くいかないあなたの意志の弱さのせいではなく、食べないことが体と脳の働きを低下させているからなのです。
頑張っても、頑張ってもうまくいかないのは、「食べない」せいだったなんて、悲しくないですか?
「あんなに頑張って食欲を我慢していたのに」
「あんなに頑張って食事制限したのに」
そんな失敗、きっとたくさんの人がしています。
知った今からダイエットは切り返しができる!
では本当の意味の「食べなければ痩せる」とはどんなことに注目すべきか、ポイントを押さえてお伝えしていきます。
食べなければ痩せる、本当の重要ポイント
まったく食べないようにするのではなく「摂りすぎているものを食べすぎないように、減らせばやせる」が日本語にすると正しいかもしれませんね。
ここからは、食べなければ痩せる、本当の重要ポイントを3つお伝えしていきます。
1.摂りすぎているものを減らして食べすぎないようにする
まず、痩せたいと思ったときに減らすべきは、「あなたが普段食べ過ぎているもの」です。
ダイエットをするために何かを極端に減らし、何かを極端に増やしていませんか?
- ・ごはんを食べない代わりにお肉ばかり
- ・肉を食べない代わりに野菜と豆ばかり
その食べ方もまた体調を崩す原因となります。
何かを減らしている反対には「増えているもの」があります。(減っていくだけの方もいますが)しかし、実際、自分が食べ過ぎているものって把握することが難しいのです。かなり無意識に食べているものもありますからね。
そこでおすすめなのは「現状把握のための食事日記」です。
食事記録はこう使うのが正解!
これは、「痩せる」ための「食事記録」ではありません。
あなたも、レコーディングダイエット、きいたことがありますよね。
レコーディング(記録)していると、なぜか「もっと食事を減らさなきゃ」「余計なものは食べちゃいけない」「バランスよく食べなきゃ」ということろに意識をむけてしまいませんか?
でも、ここで一番大切にしたいのは「私はいったい、毎日何をどれくらいたべているのだろう?」ということです。
本当に、記録するだけなのです。
そうしないと、そもそも何を食べすぎて、どんな食習慣で「太ってしまったのか?」わからないまま習慣を変えるって難しく、結局挫折してしまうのです。
あなたに必要なのは「私は普段なにを食べてきたのだろう」ということを知ること。ノートとペン、もしくはスマホのメモ帳などに記録してみましょう。
ここでカロリー計算もしなくていいです!そして、自分の食事の傾向を知ったら、
- ・食べ過ぎているものがないか?
- ・繰り返し食べている、習慣になっているものはないか?
チェックしましょう。
気が付けばチョコをたくさん食べていた、コーヒーを何度ものんでいた、麺類が多かった、パンばかり食べていた…。
1週間くらい記録すると、なんとなく傾向が見えてきます。そこから偏っているところをならすために、食べていないものを考えてみましょう。
何が偏っているかわからない、栄養についてよくわからない場合はこちらの本を参考にされてみてください。
ちなみに私の講座ではもっと簡単にバランスを見るシートでチェックしていただいています。本当は簡単なんですよ。
2.加工食品や添加物を食べすぎないように
偏りをチェックするために食事記録をお勧めしましたが、そこでコンビニやスーパーで買ったお惣菜やカップ麺、冷凍食品が多いなと思ったときは、それらを減らす工夫をしてみましょう。
まったく食べてはいけない、とお伝えする方もたくさんいますが、加工品や添加物を完全に排除しようとすると、「健康的なものしか食べられない、そうでないものはコワイ」という拒食症や過食症のような状態になってしまいます。
これをオルトレキシアといいます。そうなってしまうのもまた、生きづらいですよね。
そうならないために、完全に加工品や添加物を排除するのではなく、できるときは手作りで、とかなるべく自然に近いものを食べることだけでも意識してみましょう。
そうすると、塩分(食塩)や糖分(お砂糖、液糖、人工甘味料)を摂りすぎてしまうことを避けられます。
3.白いものを食べすぎないように
白いものは悪だ!というその理由は「精製しすぎて、栄養素も減っているから」
例えば黒糖と普通のお砂糖、黒糖にはミネラルがありますが、砂糖は糖分100%です。
糖分100%だと消化も早いのであっという間に血糖値が上がります。
黒糖も糖分で、もちろん血糖値はすぐにあがってしまいますが、砂糖ではとれないカルシウムやマグネシウムもとれるのです。
玄米と白米もよく比べられますが、だからと言って白米は糖分100%ではありません!
しかも白米が悪ではありません。玄米を食べたとしても、無農薬でない場合は残留農薬も摂ってしまうことになります。
無農薬の玄米が手に入らないのであれば、精製された白米で食べたほうがよかったりするんです。
こちらも100%食べない!ときめるのではなく、日によって種類をかえたり、時折いつもと違うものを選ぶといった工夫が大切です。
まとめ
痩せたいなら食べなければいい。それは本当ですが、何かを極端に避けなさい、という意味ではありません。
あなたの現在の食習慣で「食べ過ぎている」「偏りすぎている」ものに気づき、それをならして「すぎ」を減らしていくことが重要なポイントになります。
間違って「○○は絶対食べない」なんて目標を掲げても、失敗のもとになるどころか心も体も病んでしまいます。
まずはあなたの現状把握から始めてみてくださいね!