女性にとって体型が変わるということは、「大きな悩み」になりますよね。
単に「ストレスで食べ過ぎ」だったり、「忙しくて体に意識を向けられない」ということだったりすると「自分の中に原因がある」から対処法もみつけられるし、何とか変えようと思えば、変えられることです。
しかし、「妊娠」で体型が変わる場合はどうでしょうか。
こればかりは「自分が努力すれば避けられる」ものではありません。
どうしたって「母親のからだ」へ変化していくものです。
とても幸せなことのはずなのに、「怖い」「嫌だ」と感じることもあります。
そんな自分を「私って変なのかな」と責めるのはまずやめましょう。
今回は「妊娠で体型が変わるのが怖い」というあなたへ をお伝えします。
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目次
妊娠中の体型変化が怖い理由
妊娠で体型が変わるのが怖い、という時、あなたはきっと今まで体型をキープしたり綺麗に見せるために人一倍頑張ってきたのだと思います。
その努力はとっても素敵。
でもね、そもそも女性は社会で求められすぎだと思いませんか?
だって、ひとりの自由な女の子のときは「痩せてて、かわいくて、きれいで」それが「女の子」の基準として必要とされて、自分もそうなろうと必死でがんばることもある。
しかし、結婚して妊娠してお母さんになって…ていう状況でも、まだ「痩せてて、かわいくて、きれいで」って求められる。
「わたし」という一人の世界が持てるうちはいいかもしれない。
だけれど、「わたし」のほかに「妻」「母」という世界が増えているのに、美やかわいさの基準はかわらずあてはめられる。
素敵な私で、良い妻で、良いお母さんで、と3人分。
これって結構大変なことですよ…?
これを、私たちは社会に「そう思わされている」と思うのです。
SNSやメディアによってね、それが美しい、それが素晴らしい、という基準を。
で、本題にもどると「妊娠で体型が変わることがこわい」って、
1.社会の常識や綺麗な女性像からはみ出していくのが怖い、というのと、
2.今までの私ではなくなってしまうのが怖い、があります。
1.社会の常識や綺麗な女性像からはみ出していくのが怖い
1.の場合は、今まで頑張ってきた結果で手に入れた今のスタイル、体型が奪われてしまうのが怖い。
自分の頑張りが失われてしまったり、それをもう手に入れられないかもしれないというこわさかもしれませんね。
2.今までの私ではなくなってしまうのが怖い
2の場合は、自分ではなくなっていく怖さ。母になることへの不安もあると思います。
初めての身体の変化に気持ちがついていけないのはホルモンバランスの変化で心も不安定になってしまうから。
そう思ってしまうのはあなたが悪いから、母としてダメとか向いていないとかではなく「そういうものなんだ」と思っておきましょう。
むやみに責める必要ないんです。
母親が食事をセーブしてしまい、赤ちゃんに十分に栄養が届かなくなるのは、赤ちゃんにとってリスクがあります。
低出生体重児が増えていると言われていますが、小さくうまれてくる=お腹のなかで飢餓状態だと、生まれた後に肥満になりやすいと言われています。
自分が痩せていたいがために、自分のこどもにまた同じように「体型」「体調」で悩ませるのは、嫌ですよね?
自分が健康で、赤ちゃんも健康に産むためには、やはり「食事」や「栄養」はとっても大事です。
赤ちゃんが大きくなってくると、血流量が増えるので貧血になる方も多いです。
体型の変化は怖い、それはとてもよくわかります。
でも、「赤ちゃんを元気に産むための変化」として少しずつでもいいので、その変化を自分自身に許してあげたいですね。
そこで以下のことをチェックしてみてください。
1.妊娠で体型の変化が怖い「理由」を考えてみる
妊娠で体型の変化が怖いとき、あなたがそう思う「理由」ってどこにあるのでしょうか?
体型の変化が怖いあなたは、きっと今の、妊娠前の体型がお気に入りだったり、自分の中では良い状態だったんですよね。
そのもともとの体型維持はなんのためだったのでしょう?
仕事、ファッション、健康、他人からの賞賛や認知、評価?
体型=自分の自信、になっている場合、それが妊娠で変化していってしまうと「奪われた」と感じてしまうこともあるし、体型が変わることで自信をなくしてしまうかもしれません。
それで失われる自信て、そもそも本物の自信ではなかったかもしれません。
誰かのために、誰かからの評価のために、褒められるために、美しい・可愛いといわれる体型を維持していたのなら、まずは「自分のために」という視点をもってみましょう。
もし健康のためにスリムな体型を維持していたのなら、今必要なのは「健康に赤ちゃんを産むこと」。
そのためにできることはたくさんあります。
「私と赤ちゃんのための健康」を一番に考えていきましょう。
2.体型だけに価値観を置きすぎていないか?
体型が変化することで女性らしさ、女の子らしさがなくなってしまうのが怖いとき、それは「体型だけ」に価値観を重く乗せすぎていないですか?
体型の変化を受け入れよう、と言っても「女を捨てろ」なんて一言もいってないです。
「くびれがないと」女じゃないのか?
メリハリのある体型じゃなくなったら女じゃないのか?
そんなことで女を捨てていたら、はっきり言ってつまらないです。
女性らしく、美しく、可愛くいれる方法はいくらでもあります。
普段のことば遣い、所作、考え方、在り方、そんなところからも「美しさ」「かわいらしさ」は魅力としてあふれ出てくるものです。
体型が変化したからといって、そこまであきらめる必要はありません。
もちろんそこに意識をむけなくても大丈夫。
とにかく「自分はどんな女性でありたいか」「どんな生き方をしたいか」です。
自由に自分で選べるし、全力で「お母さん」になったっていい。
自分が幸せだなあと思える未来を、ひとつひとつ想像して選んでみましょう。
3.必要以上に悩まない
「こんなこと思ってしまう私はダメなんだ」
「こんなこと思ってしまう私は母親失格だ」
そう悩んでしまうのはやめましょう。
思うのは仕方ありません、初めての妊娠だとしたらなおさら…!
もう気楽に「こんなもん」って思ったっていいんです。
悩みって自分が膨らませて、自分で不安になっているだけのこともあります。
「体型の変化が怖いな」
「太りたくないな」
「体重増えたくないな」
そう思うの、OKです!
素直な自分の気持ちを、自分自身が許してあげましょう。
そして、元気に赤ちゃんと出会える日を想像しましょう。
大丈夫、お母さんも赤ちゃんとともに心も体も成長します。
2人が健やかでいるためにも、お母さんが食事で栄養をしっかりとれたら嬉しいですね。
まとめ
どんな自分で生きるのかは自分で選ぶことができます。
妊娠で体型の変化が怖いときは、そもそも、どんな価値観を自分が持っているか?再確認のポイントにもなります。
もしかしたら、他人の眼ばかり気にしていたり、誰かのために頑張っていた人もいるかもしれません。
そこを見直してみましょう。
また、「太っている」のではなく「健康に赤ちゃんを産むためのからだづくり」をしているという視点を忘れないで下さい。
妊娠しているから「2人分」といってモリモリ食べ過ぎたらそれも不健康で、体に負担がかかります。
助産師さんや先生と相談しながら「適切」な体重増加をしていき、元気な赤ちゃんと対面できる日を待ちましょう!